-
滑稽新聞絵葉書世界
¥13,750
残り1点
Size : W220 H320 T20mm
素材: ウォールナット・ガラス(背板:シナ材・紐付き)
「キッス」
knotオリジナル・滑稽新聞絵葉書世界のアートフレームです。
反骨ジャーナリストの宮武骸骨(みやたけがいこつ 1867-1955)が明治34年1月より月2回(1日、15日)発行していた強烈な風刺雑誌「滑稽新聞」の増刷号として、「繪葉書世界」の名で明治40年5月から2年間にわたり月1回発行されました。
折からの絵はがきブームもあり、30枚1セットで画集として保存もでき、切り離すとはがきとして使えることで爆発的な人気を呼びました。
定価40銭(いまの価値にすると10,000円くらい)でした。
美しいもの、滑稽なもの……どれを手に取っても一朝一夕では培われない、プロの技がしみ込んでいます。
それもそのはず、その殆どは仕事の減った浮世絵師や美人画家たちがアルバイトで描いたものだったのです。
明治になって浮世絵は少しずつ廃れていき、絵師たちも生活してくために新聞雑誌の挿絵の仕事を手掛けるようになっていきました。
宮武外骨は浮世絵の関心も深く、雑誌も文だけなくビジュアル面での面白さも必要だと考え、そのため多くの絵師に協力を頼み、読むだけでなく、目も十分楽しませる娯楽雑誌を創り出したのです。
とはいえあくまでアルバイトのため、匿名での掲載が多く、詳しい経歴も本名もわからない者が殆どです。
名前が判明しているのは有名な竹久夢二と、正体不明の画家・墨池亭黒坊、米野白水、高砂太夫、なべぞ(渡辺和博)です。
本当にたくさんの種類がある「滑稽新聞絵葉書世界」ですが、誰が描いたか判らないというのも浪漫ですね。
※フレームは弊社オリジナルです。家具屋のknotが作ったものですので、しっかりした作りです。
※絵の入れ替えも勿論できます。痕が残らない両面テープで固定しているので、取り外してお好きな絵を入れていただくこともできます。
余談ですが、「滑稽新聞」に対して、明治41年(1908年)10月、当局は発行禁止命令を出しましたが、外骨は発行禁止に先んじて173号を以て「自殺号」として廃刊します。しかし翌月には『大阪滑稽新聞』を創刊して事実上の後継誌を発行し、31号までで外骨は編集を離れましたが、大正3年(1914年)まで存続しました。
※滑稽新聞の名目上の発行人は三好米吉。これは、外骨に万一のことがあっても発行を続けられるように別人を立てたためで、外骨は「小野村夫」のペンネームで執筆し無署名なども含めると、記事の大半を自ら書いていました。